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すべて芸術エディション・ノルトシリーズ「沖縄という名」映画写真Souvenir 高橋 万里子・著
Souvenir
Mariko TAKAHASHI
記憶の在りかを求めて
花、おもちゃの人形、メロンソーダ、陶器の置き物、母、そして親しい友人たち。
小さな、ささやかなものたちのなかに折りたたまれた思いに触れる。
高橋万里子による第一写真集。
四方田犬彦(エッセイスト)による論考を収載。
「スヴニール。スーベニア。この言葉には互いに重なり合ういく通りの意味があり、それがいっせいに響き合うと、いかにも懐かしい音楽が聴こえてくるような気がする」
四方田犬彦(エッセイスト)/本書解題より
自分の正気を保たせてくれるものは何か。
人から見ればちっぽけだったり、ズレているようでも、
多分真面目に探しているのだ。
高橋万里子詳細をもっと見るRemembrance 三陸、福島2011-2014 笹岡 啓子・著
Remembrance SANRIKU, FUKUSHIMA 2011-2014
Keiko SASAOKA
海と陸と 東東北のあの時以後から問われる現在
2011年以後、東北地域を幾度も訪ね、撮影を続けた笹岡啓子の連作「Remembrance」。
10年を経たいま提示するあの時からの4年間。出来事の「後の世界」に注視し、「後の想い」を呼び覚ますこと。
静寂な光を湛えた写真が問いかける──〈私たちの生きる場所〉は、どこにあるのか。
決して「一枚の写真」や、写真に写る「一人」や「一個の事物」に代表されたり要約されることのない、イメージの絶えざる拡張を生きる風景の全体、それこそが写真によって開示されるべきものと笹岡は心に決めている。
倉石信乃(詩人・批評家)/本書解題より
▶︎2022年第38回写真の町東川賞新人作家賞受賞作詳細をもっと見る傷、見た目 岸幸太・著
KIZU, MITAME
Kota KISHI
釜ヶ崎、山谷、寿町を撃つ
ドヤ街と呼ばれる場所で撮影された写真は、自らが属する社会の傷としてここに差し出されている。写真家 岸幸太による第一写真集。モノクロ全204点。
高橋しげみ(キュレーター)、倉石信乃(詩人・批評家)による論考を収載。
▶︎2023フォトシティさがみはら さがみはら写真新人奨励賞受賞作詳細をもっと見るエリー・フォール映画論集1920‐1937 須藤 健太郎・編訳
ÉLIE FAURE, ÉCRITS SUR LE CINÉMA, 1920-1937
Kentaro SUDO(eds.)
美術史と映画批評の交錯
ゴダール『気狂いピエロ』でベルモンドによって朗読された著書『美術史』で名高いフォールが、エイゼンシュテイン、ガンス、ヴィゴらの〈映画造形〉の可能性を追究した伝説の映画論。待望の翻訳。詳細をもっと見る
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